データでみる世界のエネルギー

再生可能エネルギーだけでなく、世界ではさまざまな方法で、エネルギーが作られています。

このページでは、そんな発電エネルギーについて、さまざまなデータをご紹介しながら解説いたします。

世界中でエネルギー消費が増えている

資源エネルギー庁 平成26年度エネルギーに関する年次報告 (エネルギー白書2015)
出典:資源エネルギー庁 平成26年度エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書2015)/IEA World Energy Outlook 2014

世界のエネルギー消費量(一次エネルギー)は、経済成長とともに 増加を続け、1970年には約50億toe(原油換算トン、tonne of oil equivalent) だったものが、2000年には約93億toe、2013年には約127億toeとなり、 2040年には約193億toeにまで達するとみられています。

たった70年間でエネルギー消費量は、なんと3倍以上にまで増えていくのです。 特に、世界のどの地域でエネルギー消費量が増えているのかというと、

先進国(OECD諸国)よりも、経済成長や人口増加の著しい中国やインドといったアジア大洋州地域で、急速に増加しています。

これらの地域では、今後さらなる人口増加や経済成長が予想されており、 エネルギー問題は世界全体で取り組むべき、大きな課題となっています。

エネルギーの内訳

エネルギーの内訳エネルギーの内訳
出典:資源エネルギー庁 平成26年度エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書2015)/IEA World Energy Outlook 2014

最も多いエネルギー源は石油で、 2012年時点でエネルギー消費全体の約1/3を占めています。 また、近年は石炭と天然ガスのシェアも増えてきていて、2012年では併せると約50%にも達します。

石炭は、経済成長の著しい中国やインドなど、 安価な発電用燃料を求めるアジア地域において、消費拡大の勢いが増しています。

天然ガスは、特に気候変動への対応が強く求められる先進国を中心に、 発電用や都市ガス用の消費が伸びています。

このように、エネルギー消費における化石燃料の割合は約82%を占め、 CO2問題やPM2.5問題など環境問題に大きな影響をあたえています。

エネルギー消費全体に占める割合は小さいものの、 消費増加の伸び率が最も大きいのは、新エネルギーと呼ばれる、 太陽光や風力などの再生可能エネルギーです。

最近までは原子力も伸びていましたが、 2011年以降、福島第一原子力発電所の事故の影響もあり頭打ちになっています。

エネルギー供給の多様化や、低炭素化への要請に応えるため、 エネルギー源の多様化が進んでいます。

世界の国々のエネルギー構成

世界の国々のエネルギー構成
出典:資源エネルギー庁 平成26年度エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書2015)/IEA World Energy Outlook 2014

日本と、世界の国々の電源構成を比べてみると、 国によって構成に違いがあることがわかります。

国によって、自国で産出できる資源やエネルギー消費に違いがあり、またそれぞれ「電力を安定的に供給できるか」「環境負荷が少ないか」 「経済効率がよいか」などの観点から、エネルギー構成のバランスをとっています。

化石燃料資源が豊富な国では、国産資源の構成比が高くなりやすく、 例えば、石炭の産出が豊富な中国では、電源構成の80%近くを石炭が占めています。

一方、化石燃料資源に乏しい国では、 外国から輸入した化石燃料による発電の他、 安定的な電源として原子力が取り入れられる傾向にあります。

ただ、福島第一原子力発電所の事故により、 原子力発電施策に大きな影響を受けている国も少なくありません。

また、化石燃料消費によるCO2排出の問題は、地球温暖化抑止の点から各国の大きな課題になってきています。

そんな中、環境先進国といわれるドイツでは、 再生可能エネルギーを積極的に取り入れています。

国産エネルギーの内訳

国産エネルギーの内訳
国産エネルギーの内訳
出典:資源エネルギー庁 平成26年度エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書2015)/IEA World Energy Outlook 2014

では、日本国内では、どんな方法でエネルギーを生産しているのでしょうか。

2011年の東日本大震災以降、稼働を停止していた原子力発電所ですが、2015年9月、川内原子力発電所が稼働を再開しました。

しかし、発電に伴って発生する放射性廃棄物の最終処分の問題が残されています。

こうした状況から、原子力を含めずに国産エネルギーのうちわけをみてみると、 上のグラフのようになります。

今後、国産エネルギーを増やしていくためには、どれかのエネルギーを増やせばよいというものではなく、 多様なエネルギーを活用していく必要があります。

その中で注目を集めているのが、太陽光、風力、地熱、 バイオマスなどの、再生可能エネルギーです。

増えている再生可能エネルギー

増えている再生可能エネルギー
出典:資源エネルギー庁 平成26年度エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書2015)/IEA World Energy Outlook 2014

こうした中で、国内では再生可能エネルギー導入の動きが活発化しています。

特に、2009年11月に、太陽光の余剰電力買取制度が開始されたこと、そして2012年7月の固定価格買取制度が施行されたことにより 太陽光や風力といった再生可能エネルギーによる発電量の年平均伸び率は、13%に上昇しました。

いままでは、太陽光が大きな伸びを示していましたが、今後は風力を中心に、さまざまな再生可能エネルギーによる発電量は増加していくと予測されています。

まとめ

世界では、エネルギーの消費量が年々増加しており、地球温暖化などの環境問題が指摘されています。

再生可能エネルギーの導入に力を入れていくことは、エネルギーに関する問題解決の一手となるのです。